ソリューション

SOLUTION

個室化する病院や
福祉施設の居住スペース確保を

YKSドア

シャトルドア匠


サポートドア付

個室化が進む病院や福祉施設において、車椅子に対応した大きな開口部のトイレスペースを省スペースで実現したサポートドア付 シャトルドア匠が、どのように生まれたのかをご紹介いたします。

サポートドア付 シャトルドア匠

INTERVIEW:START

どのような経緯で
サポートドア付 シャトルドア匠の商品開発は
始まったのですか?

設計事務所からの要望として病院や福祉施設の個室内にトイレスペースを設置する場合、居住スペースの確保が難しく、何か良い方法はないかとの問い合わせがありました。特に、病院や福祉施設では車椅子に対応するために、トイレ内のスペースだけでなく、開口部を確保するために大きなドアが必要となり、結果、大きなトイレスペースが必要となっていました。課題としては、トイレのドア、そしてドアを収納するスペースをどれだけ省スペースに抑えることができるか?でした。

車椅子にも対応できる個室内のトイレは、機能性をキープした省スペースの実現が課題に。

INTERVIEW:CHALLENGE & TECHNOLOGY

商品開発においての課題や取組みについて
教えてください。

弊社の通常のシャトルドアでも、開口部を確保するために同じように大きなスペースが必要となることから、ドアの開口部をどのようにするのか発想の転換が必要となりました。そこで、通常は正面から車椅子を入れるために大きなドアを設置していましたが、斜めから車椅子を入れることで、大きな開口部と省スペースを両立できないかというアイディアから課題解決に取り組みました。
その中でサポートドアを開き、斜めから車椅子を入れる方式を採用することで、大きな開口部と省スペースは解決したものの、次はトイレというパーソナルスペースにおいて、サポートドアと引戸が交わる角の部分から光が漏れるなど気密性の確保が難しくなりました。そこで、既存の商品組み合わせだけでなく、気密性を確保できる特殊な戸先ゴムの開発にも着手し、現在の商品の形が完成しました。

左:大きな開口部と省スペースを、入室方式の検討や部品からの開発を経て完成。  右上:利用シーンを解決する構造  右下:機密性の実現。

INTERVIEW:NEXT

今後この商品は、
どのような用途での利用が考えられますか?

今回は、病院や福祉施設の居室内トイレに着目し、使用時に2つのドアを開くことで障害者の出入りが容易でき、居室スペースを最大限に広くすることに成功しました。又、特殊な戸先ゴムによる気密性も保たれ、光・音・そしてにおい漏れも抑制できました。この考え方はアコーディオンカーテンが用いられた用途にも生かすことができると考えます。例えば、学校やオフィスなどの部屋において新たに個室が必要となる相談スペースなどの設置に活用できればと思っています。

納入事例:中川病院様

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